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高知ナイン一丸 島内主将の穴「全員でカバー」 左足首骨折し手術…出場絶望

 故障離脱した島内主将の代役としてマスクをかぶる高知・中畑(右)と平尾
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 第90回選抜高校野球大会(23日開幕・甲子園)に出場する高知は21日、予定していた練習試合が雨天のため中止となり、京都市内の室内練習場で調整を行った。14日の練習試合で、主将の島内優成捕手(3年)が左足首を骨折。本番大会出場は絶望となったが、ナインは主将離脱のピンチを全員でカバーし、チーム一丸での勝利を誓った。

 チームにとって、あまりに痛いアクシデントだった。14日に高知市内で行った練習試合で、主将の島内捕手が三塁へスライディングした際に左足首を骨折。全治2カ月と診断され、センバツ出場は絶望となった。

 動揺が残る中、チームは高知を離れ、20日に甲子園練習。同じ日、地元に残った島内は病院で手術を受けた。

 手術は無事に終わり、22日に退院予定。23日にはチームに合流する予定で、「島内は精神的にも柱なので、できればベンチには入れたい」と島田監督。プレーはできなくても、選手または記録員としてベンチ入りする可能性が高い。

 不動の正捕手だった島内の代役には、中学時代に捕手の経験がある遊撃レギュラーの中畑隆之介内野手(3年)と、控えの2年生・平尾暁大捕手の2人が務めることになる。

 この日は雨天のため、予定していた練習試合2試合が中止に。チームは京都市内の大学の室内練習場で約2時間半、ノックや打撃練習で汗を流した。島内の離脱後、練習試合は3試合だけ。島田監督は雨雲を見上げながら「2人に少しでも実戦を積ませるために、できれば練習試合をやりたかった」と残念そうに話した。

 エース・中屋も苦しい胸の内を明かす。

 「今まで島内が、僕の状態を僕以上に分かってくれていた。配球も任せ切りだったし、いなくなって動揺しました」

 しかし、うなだれているだけでは何も解決しない。このピンチを乗り切るためにナインは話し合い、明秀学園日立-瀬戸内の勝者と対戦する初戦(第5日第3試合)に向けて「全員でカバーしよう」と誓い合った。

 甲子園に出発する直前、代役を務める中畑は、島内から本人愛用のミットとルーズリーフ5枚分の資料を渡された。「配球のこととか、投手陣3人の性格とか、細かく書かれていました」と中畑。島内からは「これを託すから頑張ってくれ」と言われたという。

 「今は1人1人が島内の穴を埋めようという思いで一つになっている」と中屋。平尾も「島内さんはすごく大きな存在。自分にその代わりはできないけど、少しでもチームに貢献できれば」と力を込めた。プレーできない主将の悔しさを分かち合い、高知ナインがチーム一丸で初戦に挑む。

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