巨人・岡本、2打席連発で猛アピール 神宮OP戦中止→東京Dで異例の“練習試合”

決勝3ランを放ち、無人のスタンドを背に本塁へ向かう岡本(撮影・西岡正)
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 「試合形式合同練習、ヤクルト3-5巨人」(21日、東京ドーム)

 巨人が21日、東京ドームでヤクルトと試合形式の合同練習を行った。予定されていた神宮での同戦が雨天中止となり、敵地から本拠地へ場所を移しての、異例の形で“実戦”が組まれた。お互いの本拠地が近いことから実現した合同練習は、巨人がビジター用、ヤクルトがホーム用のユニホームを着用し、巨人先攻で9イニングを行った。

 無観客で静寂の中で響く球音。その中で巨人の大砲候補・岡本和真内野手(21)が強烈なインパクトを残した。「6番・一塁」で先発出場し、まずは1点を追う七回の第3打席。ヤクルト2番手・松岡のフォークを左中間席上段にたたき込む同点ソロ。さらに再び1点を追う九回1死一、二塁で迎えた第4打席。今度はヤクルト4番手・石山のスライダーを左翼席最前列に運んだ。2打席連続の逆転3ランとなり、巨人が5-3で勝利した。

 オープン戦を含め、実戦6発。阿部との開幕一塁争いも大詰めを迎える。「まだまだなんで、しっかりアピールできるように1打席1打席を取り組んでいきたい」と話す21歳に、高橋監督は「変化球をきっちり捉えたのは良かったと思いますね」と評価した。

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