日本ハム・栗山監督、清宮開幕1軍あきらめない 早ければ今週末にも退院

 日本ハムは20日、限局性腹膜炎で療養中のドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が、早ければ今週末にも都内の病院を退院する見込みであると発表した。この日、食事の摂取と軽い運動を再開。現実的に開幕1軍は厳しいが、栗山監督は諦めていない。

 トンネルの出口が見えてきた。12日の夜に腹部の違和感、鈍痛を訴え広島から帰京して入院。盲腸の疑いがあり、手術の可能性もあった中で下された診断は「腹腔(ふくくう)内の一部の炎症」。早実の卒業式前日の15日に一時退院したとみられるが、その後も抗生剤の点滴治療を要するため、入院での療養を続けていた。

 19日までに検査数値は良化し、症状もほぼ改善。しかし、体重は約5キロ減ってしまったという。この日、病院内のウエートルームでバイクトレーニングなど本格的なリハビリを始めた。食事はおかゆから口にし、一歩ずつ復帰を目指していく。

 栗山監督は「食事を取って、普通の状態なら一気に進む」と開幕1軍への希望を口にした。「最後まで可能性は探る。何が起こるか分からないのがファイターズらしくていいだろ。開幕戦でスタメンに名が連なったら楽しみだろ」。オープン戦は15打数無安打、8三振。それでも、清宮が持つ力を信じる。無理をさせないことを大前提に、前へ突き進む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス