松山聖陵・土居、手応え5球 プロ注目右腕「気にせず自分のピッチングをしたい」

 第90回記念選抜高校野球大会(23日開幕・甲子園)に出場する松山聖陵(愛媛)が19日、甲子園練習を行った。プロ注目のエース・土居豪人投手(3年)は憧れのマウンドで投球練習を行い、190センチの長身から伸びのある直球を披露した。

 初めて立った甲子園のマウンド。土居は感触を確かめるように直球だけを5球、ゆったりとしたフォームで投げ込んだ。30分間の練習を終えると「緊張した。思っていた以上に近く感じて、投げやすかった」と笑顔で振り返った。

 190センチの長身から投げ下ろす直球は最速144キロ。カーブ、チェンジアップ、フォークなどの変化球も落差がある。16年夏の甲子園に出場した先輩右腕・アドゥワ誠(広島)とも比較されるプロ注目の逸材は、今大会屈指の右腕として期待が集まる。

 昨秋は四国大会準決勝まで勝ち進んだが、愛媛大会から計7試合60イニングで四死球45個。課題の制球力を向上させるため、冬場は徹底的に下半身を鍛え、シャドーピッチングを繰り返してフォームの安定を図ってきた。

 第6日第3試合の初戦の相手は近江(滋賀)。チームは甲子園初勝利を目指す。「注目されるのは気にせず、自分のピッチングをしたい」。長身エースは静かに闘志を燃やした。

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