ヤクルト・ドラ1村上2安打デビュー!1日限定1軍合流でアピール
「オープン戦、ヤクルト7-6ソフトバンク」(18日、神宮球場)
未来の主砲はやはり大物だった。ヤクルトのドラフト1位・村上(九州学院)が1軍デビュー戦で初打席初安打。「これからの野球人生においてプラスになったかな。自信になる」と、高卒新人とは思えない落ち着きで振り返った。
試合前に新入団選手、コーチの紹介があったため、1日限定の1軍合流。スタメン起用されたチャンスを生かした。二回2死から低めの変化球に食らいつく遊撃内野安打。相手先発の武田にも「打席に入れば投手と打者。打ってやるぞと思った」と気後れしなかった。七回には先頭で左腕・飯田から左前打を放ち、逆転劇の口火を切った。
高校通算52本塁打。同じ高卒ドラ1の左打者で注目を集める日本ハム・清宮やロッテ・安田の存在も「自分は自分。人どうこうより、早く1軍に上がりたい」と意に介さない。
堂々たる姿には、小川監督も「落ち着いていて対応力が高い」と頬を緩めた。今後は球団の育成方針に沿って2軍で経験を積むが、神宮を埋めた2万5000人超の観衆に、存在を強烈にアピールした。