日本ハム・中田、腰の張りまだ痛いん弾「制限をかけながらやっているので」

 「オープン戦、ヤクルト7-6日本ハム」(17日、神宮球場)

 持ち前のパワーを少し抑え、技でスタンドまで運んだ。腰の張りを訴えて14日の広島戦(マツダ)を欠場した日本ハム・中田翔内野手(28)が、「4番・指名打者」でスタメン復帰。初回2死三塁の好機で、ヤクルトの先発・石川を一撃で捉えた。

 「少し詰まりましたけど、打つポイントが良かったですね。あとは風だと思います」

 カウント0-1からの2球目。内角低めのカットボールをバットに乗せると、打球は左中間席に吸い込まれた。4日・ロッテ戦(札幌ドーム)以来のオープン戦2号先制2ラン。だが、笑顔はない。

 「自分の中でこういう動きをすると痛いというのがある。制限をかけながらやっているので、まだマシです」と中田。腰の状態は万全ではなく、今後も慎重に見極めていく。栗山監督も「様子を見ながらやっていかないといけない」と話した。

 清宮が療養している中、貫禄の一発がチームを明るく照らす。オープン戦は残り6試合。最善の準備を尽くし、決戦の時を待つ。

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