オリックス開幕内定の西0封 OP戦3試合無失点
「オープン戦、オリックス3-1DeNA」(17日、京セラドーム大阪)
開幕投手に内定しているオリックス・西勇輝投手(27)が五回途中2安打無失点の好投。これでオープン戦は3試合で計12回1/3無失点となった。
ドクター0がこの日もスコアボードに0を並べた。初回2死から筒香を迎えると、フルカウントから外角へ142キロの直球で空振り三振。四回にはまたも筒香を内角直球で空振り三振と、まったく寄せ付けない完ぺきな投球を披露した。
五回はソトに右中間二塁打を許し、梶谷に四球。犠打で二、三塁となったところで、球数が予定の80球となり降板した。それでも福良監督は「良かったですね」と褒めるしかなかった。
「骨折してからいつもラストゲームと思ってマウンドに上がっている。悔いのないように。それを続けているのが0になっている」
昨年8月に左手首に打球を受け骨折。シーズンを棒に振り、4年連続2桁勝利を逃した。そこから復活を目指す今季だ。
プロ10年目にして初の栄誉が迫る中、右腕の視界に一点の曇もない。