ロッテ・平沢5連続安打 ドラ2藤岡裕に「負けられない」
「オープン戦、ロッテ4-2オリックス」(13日、ZOZOマリンスタジアム)
若武者の勢いが止まらない。ロッテのプロ3年目・平沢だ。
四回1死一塁からエンドランを決めた。カウント1-1から金子の内角高めのストレートを必死で捉えた。打球は三遊間を割って一、三塁。逆転の呼び水となった。5試合連続安打。五回には1死一、二塁からしぶとく適時打を右前に運んだ。
「負けられない。次はないと思っている」
最近、この言葉を口にする。開幕遊撃の座を即戦力の呼び声高いドラフト2位・藤岡裕(トヨタ自動車)と争っている。24歳の大型新人がリードしてきたが、3日・日本ハム戦(札幌ドーム)で首を痛めて、現在は2軍で調整中だ。
井口監督は「平沢にはチャンスだ」と話しているが、翌4日から出場し、結果を出し続けている。
「たまたまいい所に飛んでいるだけです。一試合一試合が勝負です」と慢心はない。
体重は昨年と同じ77キロ前後だが、上質の筋肉が付いてたくましくなった。食事量も増えた。「下半身を使った打撃を心掛けています」。オープン戦打率は・444。照準は開幕スタメンしかない。