日本ハム・清宮 広島・薮田撃ちで浮上だ バットもいろいろ試す「全力でやるだけ」

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が12日、苦境を打ち破る覚悟を示した。現在オープン戦7試合出場で、19打席連続、15打数無安打。栗山監督は「打つ形は悪くない。すごく打ってくれることを期待している」と背中を押した。

 だが、立ちはだかる投手は一筋縄ではいかない。13日からの広島2連戦(マツダ)は1戦目に薮田、2戦目にジョンソンが先発する予定。昨年の最高勝率、一昨年の沢村賞投手と強敵だ。清宮は「本当に自分も全力でやるだけなので。全力でやりたいです」と気合十分。フルスイングで挑むつもりだ。

 また、試合用バットの選定にも意識を置く。今は、重さ870~900グラムの数本を試打している状況で「試合でいろいろ試したいと思います」と清宮。手にしっくりとなじむ“相棒”が見つかれば、トンネルの出口も見えてくるかもしれない。

 前日に広島入りし、この日は次戦に向けて心技体を整えた。苦い経験の全てを力に変え、試練を乗り越える。

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