京大志望エース、膳所・手塚“ぶっつけ先発”で2回無失点
「練習試合、膳所7-1石山」(10日、皇子山球場)
センバツに21世紀枠で出場する滋賀県屈指の進学校・膳所が10日、今年初の練習試合で石山に快勝した。
2月21日から8日まではテスト期間で部活動が禁止となり、約2週間は全体練習ができなかった。だが、今年は個人で体を動かしており、京大進学志望のエース・手塚皓己投手(2年)は、9日にシート打撃に登板しただけの“ぶっつけ先発”で2回無失点だった。
部内では成績トップで学年440人中70位の秀才右腕は、走者を置いた場面を練習するため、あえて四球で走者を出すなど頭を使う場面もあった。
「思っていたよりミスがなかったし、練習していない割に上出来」と上品充朗監督(48)。59年ぶり4度目のセンバツで初の初戦突破へ。秀才軍団が順調な滑り出しを見せた。