DeNA・ドラ1東 150キロで2回1失点“デビュー” 本人は反省「20点」

 「練習試合、DeNA9-7KIA」(23日、アトムホームスタジアム宜野湾)

  “デビュー戦”で大器の片りんを見せつけた。DeNAのドラフト1位・東克樹投手(22)=立命大=が23日、練習試合の韓国・KIA戦(宜野湾)で初実戦登板。緊張から制球を乱すも最速は150キロを記録し、他球団スコアラーを驚かせた。

 「マウンドに上がって緊張感が一気に増した。直球が思ったところに投げられなかった」と反省の言葉が並ぶ初登板。八回から3番手で登板し、いきなり黄潤琥に右中間を破られる二塁打を許すと1死三塁から金植に左前適時打を浴びた。

 それでも2回1失点にまとめ、サヨナラ勝ちで勝利投手となる幸運も-。阪神・嶋田宗スコアラーは「新人離れしている。(球速は)もっと出る」と驚き、巨人・志田スコアラーも「(タイプは楽天の)松井裕樹だね。投手では新人王候補1番手」と高く評価した。

 この日の投球を「20点」と自己評価した東。開幕ローテ奪取へ「もっと実戦を重ねたい。ペース配分も学びたい」と貪欲な姿勢を示していた。

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