楽天・松井“ニュー松井”で手応え「方向性は間違っていない」
「練習試合、楽天2-7日本ハム」(23日、金武町ベースボールスタジアム)
楽天の守護神・松井裕樹投手(22)が23日、日本ハムとの練習試合に九回から実戦初登板し、1回を1安打無失点に抑えた。今季から2段モーションが反則投球にならないことを受け、軸足にタメを作るフォームに変更。この日はオール直球で挑み、“ニュー松井”を印象づけた。
最速は144キロだったが、力で押して対打者の感覚をつかんだ。「真っすぐは投球の軸。変化球はいつでも抑えられる」。新フォームのデキについては、右足を上げるタイミングや、リリースポイントが一定しなかったことを課題に挙げた。
「(練習で)やってきたことを試合で出すのは簡単なことじゃない」と反省点を口にしつつ、「まあまあかな。あと1カ月あるし、方向性は間違っていないと思います」と自信を見せた。
3月の強化試合・豪州戦には、侍ジャパンの一員として名を連ねる。視察した日本代表・稲葉監督も「いろんなことを試そうという中で、しっかり抑えることができている」と信頼を寄せた。