巨人地獄キャンプ 貧打解消へ打撃時間前年比3倍増!由伸監督「練習しかない」

 「巨人春季キャンプ」(1日、宮崎)

 巨人の春季キャンプが1日、前年比“3倍増”の打撃特訓で幕を開けた。1人当たりの打撃時間が昨年の40分から120分と、全体練習に組み込まれる時間としては異例の長さに。高橋由伸監督(42)は「打てていない現実がある。克服するには練習するしかない」と意図を明かした。

 坂本勇、長野といった主力級にも秋季キャンプ並みのハードメニューが課された。1組6人が6カ所に分かれ、ティー打撃やマシン打撃などを交代で回り、1組2時間の打撃練習を展開。雨天で使用された木の花ドームに、打球音が絶え間なく響きわたった。

 貧打打開は大きなテーマ。練習メニューに、本気度が表れた。打撃投手も8人から10人に増員。この日、646スイングを数えた坂本勇は「振る量も多いですし、疲れました。弱いところをみんなで直そうという表れの練習だと思う」と納得の表情。意図を理解したナインは一心不乱にバットを振り込んだ。

 全体練習前に行われた宮崎キャンプ60周年セレモニーで、指揮官は「活気あるキャンプにしていきたい」と誓った。言葉通り、アップからナインの野太い声がドームにこだました。昨年は周囲が心配するほどの静かなスタートだったが、今年は一転。元気はつらつ、覇権奪回へのスタートを切った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス