ロッテドラ3の山本「一癖も二癖もある投手になりたい」

ブルペンで30球の投球練習を行った山本
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 ロッテのドラフト3位・山本大貴投手(22)=三菱自動車岡崎=が20日、改めて一軍定着を誓った。

 左腕日照りのロッテにとって、待望の先発候補だ。

 9日の入寮では解禁時間前に到着して、「まさか一番とは…。ビックリした。若干パニックになりました」と話していたが、いまは「練習にもだいぶ慣れてきました。練習にも集中できています」と笑顔で話す。

 この日はブルペンで30球の投球練習。独特のフォームから繰り出す最速148キロのストレートに小さく曲がる変化球が売りだ。

 特に速球とスライダーとのコンビネーションが抜群で、「早く一癖も二癖もある投手になりたい」と意欲をのぞかせる。

 もっとも心がけていることは「ケガをしない」。というのも山本、小学校5年生時、左ヒジにメスを入れているからだ。

 北海道・札幌市出身で小学校3年からクラブチームに所属し、野球を始めた。左腕ということで重宝された。

 だが、投げ過ぎもあったのか。剥離骨折を起こして手術を受けるハメになった。6年時は投球禁止で、もっぱら代打などでの試合出場だった。

 この時の経験がいま、生きている。「栄養面を考える。ストレッチを十分にする。睡眠も大切ですね」。

 プロ1年目の目標は「1年間、一軍にいること。段階を踏んでいきたい」という。

 焦らずじっくり。山本がキッチリ照準を定めている。

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