日本ハムのドラフト１位・清宮幸太郎内野手（１８）＝早実＝が１９日、千葉・鎌ケ谷で行われた新人合同自主トレの一部メニューを回避した。練習後に都内の病院で精密検査し、「右手母指基節骨骨挫傷」と診断。軽症とみられるが、約１週間は打撃練習など一部メニューを制限する。

　前日のウエートトレーニング中に患部を痛め、自ら球団関係者に申告。この日はアップまで本隊に入っていたが、キャッチボールが始まった直後にロッカーへ下がった。打撃練習も行わず、昼食後に勇翔寮へ。午後１時過ぎ、タクシーで都内の病院に向かった。

　清宮は「大事を取ってという感じです。大したことではないですよ」と軽症を強調。報告を受けた栗山監督も「大丈夫でしょ。打撲だね」と説明し、１軍キャンプ参加に支障がないことを明かした。

　午後４時１５分に帰寮した際も、特にテーピングなどを巻いている様子はなかった。２６日に再検査を受け、患部の状態をもう一度確認する方針。米アリゾナへの出発は２８日だが、順調に回復をたどれば、予定通り渡米する見通しだ。「アイシングとかでケアしました」と清宮。慎重に状態を見極めながら、調整を進めていく。