オリ山本 新フォームで160キロ超えだ
大谷に認められた右腕が進化を目指す。オリックスの高卒2年目右腕、山本由伸投手(19)が18日、大阪市内の球団施設で自主トレし、新フォームでの160キロ超えを誓った。
始動後、左腕を本塁方向へ真っすぐ伸ばしてから体重移動。キャッチボールの距離を約50メートルまで伸ばし、低い球筋を描いた。ほとんど使っていなかった左腕を大きく使うことで、フォームのバランスが取れるようになった。
「キャッチボールでも違うと感じられている。160キロを目指していきたい」。最速154キロ右腕が、山口和男の球団最速158キロを超え、日本選手では史上4人目の大台突破を視野に入れた。
昨年9月26日の日本ハム戦で大谷を空振り三振に仕留めた。昨年末のテレビ番組では、日本ハム・近藤が「大谷が『今年やった中で一番よかった』と言っていた」と評価していたことを明かした。
「うれしいし、ありがたい」。今季から米国メジャーに活躍の場を移す怪物からの言葉を自信に、ローテ入りを目指す。