ロッテドラ2藤岡が遊撃開幕先発宣言「試合に出てなんぼですから」21年ぶり快挙狙う
ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=が18日、遊撃での開幕スタメンを宣言した。
藤岡の言葉は明快そのものだった。
「(開幕スタメンには)そこを狙っていきたい。試合に出てなんぼですから。この世界は。自分のできることをやっていく」
バリバリの即戦力候補だ。1昨年は優勝した都市対抗で若獅子賞を獲得、昨年は社会人の日本代表としてプレーした。
昨年、新人王を受賞した西武・源田はトヨタ時代の1年先輩になる。その源田に追いつき、そして追い越せが大きな目標だ。
それでも9日の入寮の際は不安も口にしていたが、いまは「だいぶ動けるようになった。ケガをしないように」と余裕が出て来た。
開幕スタメンなら、ロッテの新人遊撃手では97年の小坂誠(現ロッテ2軍内野守備走塁コーチ)以来、21年ぶりとなる。
亜細亜大学4年時、ドラフトの有力候補と目されたが、どこからも指名がかからず、2年間トヨタ自動車で鍛錬してきた。
手堅い守備とともに肩の強さも抜群。走塁にも定評がある。「まずは守備でアピールしていきたい」。自分の武器を分かっている。
一方で課題の打撃に関しては、「これから実戦になっていく。キャンプでしっかりとプロのボールに対応して、徐々に上げていきたい」と着実なステップをにらんでいる。
ケガからの復調著しい三木、そしてプロ3年目に飛躍を誓っている平沢。今年もロッテの遊撃は激戦区だ。
21年ぶりの快挙なるか。藤岡に注目だ。