日体大・古城監督、帝京大ラグビー部手本に2季連続日本一目指す
首都大学リーグの日体大・古城(こじょう)隆利監督が10日、今年初のチーム練習を神奈川・横浜市の同大グラウンドで見守った。常勝チーム形成へ帝京大ラグビー部をお手本に、2季連続の日本一を目指すことを誓った。
帝京大ラグビー部・岩出雅之監督は日体大の先輩であり、競技の垣根を越えて親交がある。7日、全国大学選手権で9連覇を達成した常勝軍団のチーム作りに、古城監督も興味津々。自ら出向き、練習を見学したことも。「『日本一を本気で思っている人間が多いほど勝つ』という言葉があったんですよ。それを去年のミーティングで引用して使いました」と、選手にも“岩出イズム”を注入した。
昨年12月2日の学内イベントで岩出監督が講演会をした際は、選手を出席させた。講演会終了後にも、岩出監督を“質問攻め”するなど着実に常勝チームへの姿勢が浸透している。
古城監督は「体育会イノベーション」と題し、上級生が率先して雑用を担う仕組みを取り入れた革新派。「このチームを進化させたい」。昨秋の37年ぶり2度目の神宮大会制覇を足掛かりに、日体大の黄金時代を築き上げる。