今季のベストナインが１７日、発表され、巨人・菅野智之投手（２８）がセ・リーグ投手部門で選出された。

　菅野は２０１４年以来２度目の受賞。「『５年間の集大成』と挑んだシーズンに、１４年の成績をすべて上回って受賞できたことを誇りに思うとともに、選出していただいた皆さんに感謝しています」と球団を通じてコメントした。今季は勝利数、防御率、勝率などでキャリアハイの成績をマーク。次点となった広島・薮田の大差をつけての受賞となった。

　来季もエースとして、チームのＶ奪回のためにマウンドに上がる。「今後はさらに周りの期待は大きく、評価の目は厳しくなると思います。これまで通りコンディション維持に万全を期し、今年以上の成績を残すことができるように頑張ります」とコメントした。

　エースの受賞を受け、高橋監督は「そうなんじゃないかと思っていたけどね」と納得顔。今季の巨人からの選出は、優勝した広島の５人に対し、菅野１人で「（来季は）４人ぐらい、最低でもそれぐらい」と野手陣の奮起に期待していた。