DeNA宮崎2ランも空砲 セ首位打者の意地!シリーズ7打席目の初H
「日本シリーズ・第2戦、ソフトバンク4-3DeNA」(29日、ヤフオクドーム)
意地のひと振りも、空砲に終わった。DeNA・宮崎敏郎内野手(28)が日本シリーズ初安打初アーチとなる2ラン。一時は勝ち越しとなる一打だったが、前夜の大敗の悔しさは晴らせなかった。「負けたので、勝たないと意味がないです」と険しい表情で振り返った。
1点ビハインドから同点に追いついた六回、2死一塁。フルカウントから森の内角低め直球を豪快に振り抜いた。「入ってくれと思いながら走っていました」。高々と舞い上がった打球は左翼席に飛び込んだ。
その後、再逆転に沈んだものの、宮崎には次戦へのきっかけとしたい一本ともなった。今季の首位打者も前夜の第1戦は4打数無安打で、この日も凡退が続いていた。今シリーズ7打席目にして初めて響いた快音に、ラミレス監督は「いい打者だと改めて思いました」と評価した。
連敗スタートで0勝2敗とビハインドは広がった。それでも一発の手応えは残し、横浜に戻る。「切り替えてやっていくしかない。頑張ります」。敵地での屈辱を胸に刻み、本拠地で巻き返しを図る。