巨人から戦力外通告を受けた堂上剛裕外野手(32)が29日、川崎市のジャイアンツ球場で現役引退を表明した。「自分がやりたくてもやれる世界じゃない。よく考えて決断した」と晴れ晴れとした表情で語った。今後は未定。
愛知・愛工大名電高から2004年に中日に入団。戦力外となり、15年に巨人と育成契約を結び、同年のキャンプ中に支配下選手に昇格した。今季は1軍での出場はなく、プロ14年間で通算407試合に出場して15本塁打だった。中日でプレーしている弟の直倫には「レギュラーを取って、活躍してほしいなと思う」とエールを送った。