「パＣＳファイナルＳ・第１戦、ソフトバンク２－３楽天」（１８日、ヤフオクドーム）

　ファイナルＳ初戦を任された楽天・塩見貴洋投手が、６回を４安打１失点の好投でＣＳ初登板初勝利を飾った。

　今季はキャンプでヘルニアに見舞われ出遅れ３勝止まり。９月２３日のソフトバンク戦で六回途中１失点の快投が認められ、この日の先発を勝ち取った。ファーストＳには帯同せず、フェニックス・リーグで出番を待った。

　「今年は出遅れて苦しい思いをした。何とか貢献できるように練習していました」

　１４０キロ台前半の直球を見せ球にスローカーブとの緩急で鷹打線を翻弄（ほんろう）。フォークも駆使して的を絞らせなかった。

　「緩急をつけないと勝負できないですから。初戦を取れてうれしい」と大役を果たし安どの表情。第２戦は辛島が先発。“塩辛”コンビがチームに勢いを付ける。