楽天が3位からの下克上でファイナルS進出 ウィーラー3安打2打点「興奮してます」

ウィーラーの頭をなでる楽天・梨田昌孝監督(中央)=メットライフドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「パCSファーストS・第3戦、西武2-5楽天」(16日、メットライフドーム)

 楽天がウィーラーの3安打2打点の活躍で西武を下し、日本一となった2013年(シーズン1位)以来のファイナルS出場を決めた。

 立ち上がり制球が定まらない西武先発の野上から3四球を選ぶなど二死満塁とし、ウィーラーの適時内野安打で先制。四回には中前打で出塁したウィーラーが一死二塁から暴投の間に一気にホームを突いて2点目を奪った。

 1点差に迫られて迎えた八回には、ウィーラーが貴重な追加点。西武の5番手・シュリッターから「左翼席へ今CS1号となるソロ本塁打を放ち、この回さらに枡田も左越えに今CS1号2ランを放ち5-1とリードを広げ、勝負を決定づけた。

 第3戦のヒーローとなったウィーラーは「非常に興奮してます。寒かったので手の感触はなかったが、本塁打になって良かった」と勝利を喜んだ。

 西武打線は、初回無死三塁で無得点に終わるなど少ないチャンスを生かせず。九回に先頭の浅村が楽天の抑え・松井裕から左越えに2号ソロを放ったが、後続を抑えられた。

 初戦では菊池が大量点をバックに完封勝利を挙げたが、第2戦は昨年までの同僚・岸らに抑えられ、第3戦は終盤に突き放されて、無念の本拠地での敗退となった。

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