通算156セーブを誇るオリックスの平野佳寿投手(33)が今オフの米大リーグ挑戦を視野に海外フリーエージェント(FA)権を行使する意向を固めたことが8日、球団幹部への取材で分かった。本拠地最終戦があった7日に平野が球団側と話し合い、メジャー球団の評価を聞いてみたいとの思いを伝えたという。
今春のWBCにも初出場した平野は今季が3年契約の最終年で、カージナルスやレッドソックスなどが興味を示しているとみられる。球団幹部は「FA権は長年頑張ってきて手にした権利」と功労者の決断を尊重しつつ「できることならば残留して力を貸してほしい」と話した。