巨人・片岡が引退を報告「何回も心を折られたので…」

引退会見を行った巨人・片岡治大=東京ドーム(撮影・金田祐二)
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 巨人・片岡治大(やすゆき)内野手(34)が1日、今季限りで現役を引退することを表明した。東京ドームで会見を行い「この度、引退することを決意しましたので、ご報告させていただきます」と話した。

 14年から巨人にFA移籍して4年目の今季は1軍出場はなし。「体の方がついてこないという自覚があったので、このような決断に至った」とし「まだ、悔しさの方が大きいです」と現在の心境を口にした。

 故障との戦いを繰り返し、今季も右膝のリハビリの日々を送った。「希望を持ってリハビリを重ねてきたんですけど、なかなか思うような動きができずに、何回も心を折られたので、このタイミングで身を引いた方がいいのかなと思いました。自分の心がみんなと同じ方向にいかなくなった」。淡々とした口調の中に、悔しさがにじんだ。

 西武時代の07年から4年連続盗塁王。08年には最多安打のタイトルを獲得した。同年の日本シリーズ第7戦では好走塁でチームを日本一に導いた。「とにかくガムシャラに野球をやって、楽しく野球をやれていたので、毎日が楽しかった」と当時を述懐した。

 今後について問われ「2、3軍にいる時間が多かったので、若い子を見させてもらった。そういった選手を指導できたらなと思っています」と未来図を描いた片岡。会見の最後には選手会長の長野から花束を受け取り、笑顔をのぞかせていた。

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