楽天が快勝 ソフトバンク千賀を序盤で攻略 ウィーラーが来日初の30発
「ソフトバンク2-10楽天」(25日、ヤフオクドーム)
楽天が快勝した。
先発した美馬が7回5安打無失点の好投で11勝目(6敗)。七回に連打で1死一、二塁と初めて得点圏に走者を置いたが、福田を投ゴロ併殺打に仕留めた。ピンチらしいピンチはこの回だけ。安定した投球で得点を許さなかった。
完封勝利した19日の日本ハム戦に続いて無失点投球の美馬は「前の試合から低めに投げることを強く意識して投げていることがいい形になっていると思う。野手の方にたくさん援護してもらっているから気持ち的にも楽になっている。2位と3位では全然違うのでホームでクライマックスシリーズを迎えられるように頑張ります」とアピールしていた。
その打線は序盤で大量得点。初回に銀次の2点適時二塁打で先制すると、二回には茂木の適時二塁打で加点。三回はウィーラーが来日3年目で初の30本塁打到達の3ランで大きくリードを奪った。
七回には藤田の適時で中押し。八回は嶋の2点適時二塁打などで3点を奪ってダメを押した。
ソフトバンクは規定投球回まで12回としていた右腕、千賀が先発も、初回先頭の茂木に四球を与えて失点のきっかけをつくるなど、立ち上がりから不安定だった。
打線は九回に中村晃が5号2ランを放ち、完封を逃れるのが精いっぱいだった。