「中日５－１３ＤｅＮＡ」（２３日、ナゴヤドーム）

　３位・ＤｅＮＡが大勝で２連勝。広島に敗れた４位・巨人とのゲーム差は１・５に開いた。先発・石田は６回を無安打無得点で５勝目（６敗）。ノーヒットノーランの期待もかけられたが、味方が七回に１３－０で迎えた２死満塁の打席で代打を送られて交代した。

　打線は初回に筒香の左線先制二塁打、宮崎、石田の適時打、倉本の２点適時打、梶谷の右越え３点二塁打で一気に８点を先制。三、五、七回はロペスの３打席連続適時打で加点した。ロペスは５打点で今季１００打点に到達し、同部門タイトルをリードした。

　石田はノーヒットノーランの可能性が残っていた場面で交代を告げられたことに、「『代わるぞ』と言われ、僕も『ハイ』と答えました。できれば（最後まで）いきたい気持ちもあったが、これから先も試合があるのでチーム一丸で戦いたい。（自分も）強い気持ちを持って全力でぶつけた」と笑顔で振り返った。

　４位巨人とは１・５ゲーム差。石田は中５日で２９日の２位・阪神戦の登板も予想されるだけに、「横浜でＣＳができれば一番うれしい。まだまだあきらめずに戦います」と２位浮上も含めたＣＳ進出を誓った。

　中日は連勝が４で止まった。先発・伊藤は初回途中８失点ＫＯで２敗目。石田が降板後の七回に２番手三嶋からゲレーロのチーム初安打から福田、亀沢、高橋の４連打などで２点。九回は高橋の適時打と押し出し、併殺間の得点で３点。