菅野16勝、巨人21年ぶりのシーズン4完封 自力CS消滅危機救った!

 「阪神0-2巨人」(20日、甲子園球場)

 抜群の安定感で、負の流れを断ち切った。チームは勝たなければ、引き分けでも自力でのCS進出の可能性が消滅する一戦。巨人・菅野が2安打完封で連敗を2で止め、リーグトップの16勝目。シーズン4完封は、球団では96年の斎藤雅樹以来21年ぶりとなった。「納得しちゃいけないけど、完璧に近い投球。勝っていい流れになったと思う」。試合がなかった3位のDeNAにゲーム差なしで肉薄した。

 「初球から打ってきたので、初球から勝負球でいくようにした」。直球、変化球ともにさえ、相手に三塁を踏ませなかった。五回以降は完全投球で無四球、110球にまとめた。これで甲子園では14年9月から5連勝。球団では99~01年の上原浩治以来となった。

 2連続での中5日の登板で、調整期間中はブルペンで球数も多くは投げられなかった。それだけに「試合前のブルペンはひどかった」と振り返る。だが「ブルペンではフォークを投げなかったり、試合の中で試して、修正していけばいい」と引き出しを駆使し、完封劇につなげた。

 疲労も蓄積するシーズン終盤。「食事、入浴、睡眠は一貫すること」と良質な睡眠のために寝る前に入浴。疲労回復のため、温水に10分、冷水に5分を繰り返す交代浴も行い、体調管理に気を配る。

 CSに進出すれば対戦する可能性が高い猛虎を狩り、高橋監督は「きっちり一人で相手を抑え込んでくれた」と絶賛。「最後まで意地を見せたい。また見つめ直して、気を引き締めたい」と菅野。残り9試合。エースが引き寄せた流れを、失うわけにはいかない。

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