巨人拙攻完封負け…DeNAと0差 由伸監督「辛抱強く粘っていくしか」
「巨人0-1DeNA」(16日、東京ドーム)
突き放しにかかることができなかった。あと一本が出ない拙攻が響き、今季12度目の完封負け。DeNAとの直接対決2連戦初戦をものにできず、同率で3位に並ばれた。相手ファンが大歓声に沸く中、ベンチ裏に引き揚げてきた巨人・高橋由伸監督(42)は「何とか点を取らないと、というところ」と唇をかみしめた。
四回まで三塁を踏めなかった中、指揮官は中盤以降何度も仕掛けた。五回1死一塁で小林に、六回1死一塁で村田にヒットエンドランの指示。七回無死二塁では長野に右打ちでの進塁を促したものの、いずれも得点には結びつかず。勝利への執念を見せ続けたが「お互い苦しいというか、なかなか一本が出なかった」と悔しさをにじませた。
チームは8月13日を最後に連敗なしと、奮闘ぶりは顕著に表れている。「チーム全体で何とか辛抱強く、粘っていくしかない」と指揮官。17日は直接対決最終戦。単独3位の座を譲るわけにはいかない。