天理が27年ぶり4強入り 夏48勝はPL学園と並ぶ史上4位タイ

1回天理2死、左越えへソロを放ちガッツポーズをしながら二塁へ走る天理・山口=甲子園(撮影・田中太一)
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 「全国高校野球選手権・準々決勝、天理13-9明豊」(20日、甲子園球場)

 天理(奈良)が明豊(大分)に大勝し、優勝した1990年以来27年ぶり5度目となる準決勝進出を果たした。夏の甲子園ではPL学園と並ぶ史上4位の48勝目となった。

 天理は先発全員安打初回、2点を先制した後、2死一、二塁から安原健人内野手(3年)がバックスクリーンへ大会タイ記録の60号3ラン本塁打を放った。続く山口乃義内野手(3年)も左中間へソロ本塁打を放ち、この回一挙6点を奪った。

 明豊もその裏、先頭打者から4連打で2点を返し、三回には3番・浜田太貴外野手(2年)の中前適時打で1点を加えた。

 しかし天理は六回、3連続の長打で2点を奪い、2死一、二塁で山口がこの日2本目となる3ランを左翼へ放ち、リードを広げた。

 天理は先発・碓井涼太投手(3年)が8回3失点。13-3の九回には大相撲の元横綱輪島の息子、輪島大地投手(2年)が登板したが、明豊の三好泰成選手(3年)に代打満塁本塁打を打たれて1死も取れずに坂根佑真投手(2年)と交代。明豊はさらに2死から2点を加えたが、そこまでだった。

 新記録の大会通算61号と62号を放った天理の山口は、「冬からしんどい練習をしてきて夏に結果を出そうと思ったがベスト4にいけて良かった」と語ると、自身の記録達成については、「(チーム内で)試合前にいけるんちゃうかなと言っていたが、まさか自分とは…(2本塁打は)練習試合ではあるが大会では初めてです。甲子園は自分の持っている以上のものを引き出してくれると感じた。99回の長い歴史に新しい1ページを加えられてうれしい」と喜びを表した。

 27年ぶりの頂点まであと2勝。山口は、「明豊さんも強くてしんどかったが、最終的には1点でも勝っていきたい」と話した。

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