退任の秀岳館・鍛治舎監督「夢のような時間だった」

広陵に敗れベンチ前に整列する秀岳館・鍛治舎監督(右)=甲子園(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、広陵6-1秀岳館」(17日、甲子園球場)

 16年春から3季連続で4強入りしていた秀岳館(熊本)が2回戦で散った。今大会限りでの退任を表明していた鍛治舎巧監督(66)は最後の指揮を終え、「3年間は幸せだった。甲子園は夢のような時間、夢のような場所だった。20数年解説をやってきて、ずっとグラウンドに立ちたかった。4回甲子園に出て、頑張ったら頑張っただけの成果が出る」と感慨深げに振り返った。

 社会人野球監督やNHKでの解説者などを経て、14年4月に就任。熊本に来た直後は「『大阪に帰れ』という怒号の方が多かった」と振り返るが、16年春に甲子園に出場すると3季連続で4強入りを果たし、「今では『おめでとう』『頑張って』と声をかけてもらえる」と3年間の成果を実感した。

 今後については「後任はいるので心配はない」と話し、自身については「(秀岳館監督を)辞めるのは決まっているが、(進路は)何も決まっていない」と白紙を強調。夢の日本一には届かなかったものの、「そこは残念だった。でも選手はよくやった」とねぎらった。

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