広陵が中京大中京を逆転で下す 夏は08年以来の勝利

8回広陵2死一塁、この日2本目となるだめ押しの右越え2ランを放つ広陵・中村=阪神甲子園球場(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、広陵10-6中京大中京」(11日、甲子園球場)

 夏初制覇を目指す広陵が、選手権最多7度の優勝歴を持つ中京大中京を逆転で下し、2回戦に進んだ。

 広陵は4強入りした10年春以来の甲子園勝利で、夏は08年以来の勝利。両校の甲子園での対戦成績は今回で広陵の5勝2敗となった。

 広陵は0-2の六回、1死走者なしからドラフト候補の3番・中村奨成捕手(3年)が右中間へ大会第11号ソロを放ち1点を返した。これで広島大会準決勝から3試合連続本塁打となった。

 さらに1死二塁で5番・高田誠也外野手(3年)が中前へ同点打。続く大橋昇輝内野手(3年)も勝ち越しの中前適時打を放った。

 七回には1死二塁から佐藤勇治外野手(3年)が大会第12号の左越え2ランを放つなど3点を加えた。

 中村は八回にも大会第13号2ランを右翼ポール際に放った。

 中京大中京は三回に伊藤康祐外野手(3年)の中越えソロ本塁打で先制したが、後半に流れを逃してしまった。7点差を追う九回には3点を返し、なおも2死満塁としたが、そこまでだった。

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