聖光学院・斎藤12K完封1号 憧れ則本見習い強気の投球

 「全国高校野球選手権・1回戦、聖光学院6-0おかやま山陽」(10日、甲子園球場)

 大舞台が自身を強くさせてくれた。聖光学院(福島)・斎藤郁也投手(3年)が5安打12奪三振で公式戦初完封。「ピンチで弱い自分が勝負所で粘れた」。チームを初戦突破に導き、笑顔がはじけた。

 福島大会で17イニング20奪三振の右腕は初回から“ドクターK”ぶりを発揮した。1死三塁から3、4番を連続三振。序盤はチェンジアップ、中盤以降はスライダーを低めに集め、12三振のうち11個を空振りで奪った。

 冬場は右肘痛で投げられず、走り込みやウエートに取り組んだ。その姿を身近で見ていた佐藤晃一捕手(3年)が「今までで受けていた中で一番の投球」と話せば、斎藤智也監督(54)は「予想外」と驚きの表情だ。「気持ちで押す投球がかっこいい」と憧れる楽天・則本のような奪三振ショーを演じた斎藤。この勢いで頂点を狙う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス