巨人・阿部、2000安打へあと3 七回メッセ強襲内野安打

 「巨人5-2阪神」(10日、東京ドーム)

 文字通りにメッセンジャーを“KO”した。同点の七回先頭。巨人・阿部が外角直球をはじき返し、助っ人右腕の右足くるぶし付近を直撃する内野安打。2戦ぶりの一打で右腕を降板させ、通算2000安打まで残り3本。「あれがアウトになってたら一生ヒットは打てない」と表情を崩さずに振り返った。

 続く村田の中前打の後、無死一、二塁となったところで代走・重信を送られ交代。勝ち越し機だっただけに、高橋監督は「先に1点をということでね、そういう風になりましたけども」と交代の理由を説明した。この回の勝ち越しこそなかったが、八回に3点を奪い逆転勝利。ゲームセットとともに阿部も白い歯をこぼし、ナインを迎え入れた。

 今後2カードは敵地での試合。偉業まで残り6本で始まった今3連戦での達成はならなかった。それでも3本減らし、大記録はすぐそこだ。11日からのマツダスタジアムでは今季打率・138だが、昨年は・320。決して相性が悪いわけではない。指揮官も「あと3本ですか。すぐに打ってくれるでしょう」と期待を込めた。

 チームは2カードぶりの勝ち越し。弾みをつけた状態で、敵地での広島戦に臨む。「1位にいるチームだから何とか勝ち越せるようにするだけ」と自身の記録よりも目先の勝利に目を向けた大黒柱。首位相手に白星へつながる一打を重ね、金字塔を打ち立てる。

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