楽天が延長十一回、銀次がサヨナラ打 首位を守る 「東北にもう一度笑顔を」
「楽天4-3日本ハム」(10日、Koboパーク宮城)
楽天が延長十一回、サヨナラ勝ちし、首位を守った。ソフトバンクが勝ったため、負ければ首位陥落の可能性があった。
1死からオコエが4試合連続安打となる左線二塁打を放つと、四球で一、二塁。ここで銀次が左中間を割る適時打を放ち、オコエがサヨナラのホームを踏んだ。
サヨナラタイムリーを含む3安打2打点の銀次はナインから祝福の水を浴びせられ、お立ち台に呼ばれると、「失敗。寒い」と笑わせたが、「冷静に打席に入ることができた。いいところに飛んでくれました。東北にまた笑顔を持ってこれるような打撃をしていきたい」と振り返っていた。
楽天は二回に松井稼の2号ソロで同点に追いつくと、勝ち越された三回にはウィーラーの適時打で、さらにまたも1点をリードされた七回には銀次の適時打で追いついた。
先発した安楽は6回6安打2失点と踏ん張ったが、勝ち星はつかず。十一回の1イニングを無失点に抑えたルーキーの森原に2勝目がついた。
日本ハムは初回に大田の適時打で1点を先制。同点の三回にはレアードの26号ソロで勝ち越し。七回には大谷の適時打で1点を勝ち越したが、楽天に3度とも追いつかれ、延長に。最後は7番手の石川直がつかまり、プロ初黒星を喫した。