三重・津田学園、初の夏切符!学校創立30周年の節目
「高校野球三重大会・決勝、津田学園4-3三重」(26日、四日市霞ケ浦球場)
1点リードの九回2死一塁。津田学園の水谷翼投手(3年)が自己最速タイの140キロ直球で見逃し三振を奪った。決勝で敗れた昨夏の雪辱を果たし、学校創立30周年の節目に悲願だった夏の甲子園初出場を決めた。
4-2の九回、先発し六回から一塁を守っていた水谷が再登板。2死から左翼の落球をきっかけに1点差に迫られたが、主将でもあるエースが締めた。
佐川竜朗監督(38)は大阪・PL学園では阪神・福留の1年後輩で、3年夏に「5番・右翼」で甲子園に出場した。PL時代の経験を生かして選手の自主性を重視。水谷の降板も再登板も、捕手・久保田の進言を受け入れたもので、「不安もあったけど最後は選手に懸けた。さらに成長して甲子園に乗り込みたい」と意気込んだ。