彦根東 4年ぶり2度目聖地切符 屈指の進学校“頭脳戦”展開

 「高校野球滋賀大会・決勝、彦根東4-1近江」(26日、大津市皇子山球場)

 春の滋賀王者だった彦根東が、4年ぶりの甲子園出場を決めた。試合を決定付けたのは、5番・辻山知志(ちひろ)外野手(3年)の一発だった。五回に敵失で勝ち越した後の六回無死一塁から右越えへ2ラン。試合の流れを呼び込んだ一発は、うれしい公式戦初本塁打だった。

 「1球目はバントのサインだったが、見送ったら『打て』に。監督の気持ちに応えようと」。左から右へ、琵琶湖から吹く風も辻山をアシストした。

 滋賀県内でも屈指の県立進学校。辻山へのサインを急転させたように、相手の読みを外しながら“頭脳戦”を仕掛けるのが就任7年目の村中隆行監督(49)の戦術だ。

 「公式戦は練習試合20試合の価値。春の近畿大会4強まで進み、いろいろ試せたことが収穫になっている」。甲子園では知能を生かした野球で、1876(明治9)年創立の伝統校を初勝利へ導きたい。

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