ロッテ・中村 敗戦の中…気を吐く3号ソロ 九回にも安打

 「日本ハム4-2ロッテ」(26日、帯広の森野球場)

 敗戦の中でロッテ・中村の1発が光った。

 七回2死無走者。上沢の0-1からの145キロストレートをジャストミートすると、打球はバックスクリーンに飛び込んで行った。一度は勝ち越しとなる3号弾だった。

 「あそこはランナーがいないし、しっかり振っていこうと思った。タイミングよく振り抜けた」

 25日の試合では3安打。この日も五回に送りバントをしっかりと決め、九回2死一塁では三遊間を抜く安打でチャンスを拡大した。

 得点には結びつかなかったものの、「汚いヒットだったけど、なんとか次につなぎたかった」と積極的に打ちに出た結果だった。

 タイミングの取り方を工夫している。一呼吸を置く。相手投手が足を上げたら、自身も足を上げる。できることはやりたい。試行錯誤を繰り返している。

 「自分がやったことを少しずつでも出していく。継続しなければ意味はない」

 本格的な猛暑の到来だが、「特別な対策はしていない。寒いよりも暑い方がいい」と言って笑った。

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