センバツ4強 報徳学園が4強入り 市西宮にサヨナラ勝ち

 「高校野球兵庫大会・準々決勝、報徳学園2-1市西宮」(25日、ほっともっとフィールド神戸)

 今春センバツ4強の報徳学園が、サヨナラ勝ちで4強へ進出した。

 終盤まではプロ注目の最速148キロ右腕、市西宮・山本拓実投手(3年)の攻略に苦しんだ。

 それでも1点を追う八回1死一、二塁で、遊ゴロ崩れの間に代走の二塁走者・掛橋一真外野手(3年)が、一気に生還して同点。延長十回無死三塁は、途中出場の山本燎平内野手(3年)がサヨナラの左前打を放った。

 山本は昨秋までBチームの主将で、今春センバツで初めてベンチ入り。掛橋も今春センバツはベンチ外だった。苦しい時期が長かった2人が、部員117人の思いを背負い、“逆転の報徳”を体現した。

 好走塁で同点のホームを踏んだ掛橋は「練習してきたことができた。(大角)監督から『ナイス走塁!』と声を掛けてもらってうれしかったです」と笑顔。殊勲打を放った山本は「打席に入る前にスタンドにいる選手の顔を見た。みんなで作ってくれたチャンスだったし、打った瞬間から『みんなありがとう!』という気持ちでした」と興奮気味に振り返った。

 報徳学園は、準決勝で今春センバツに出場した神戸国際大付と対戦する。

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