石橋人生初の3戦連発 関東第一コールド勝ち決めた
「高校野球東東京大会・準々決勝、関東第一12-2共栄学園」(23日、神宮球場)
3連覇を狙う関東第一が、猛打で準決勝に進んだ。2年生4番・石橋康太内野手が、五回2死から左越えソロ。人生で「初めて」という3戦連続アーチでコールドを決めた。
1年夏から主軸を打ち、甲子園にも出場。横浜との練習試合では、千葉市シニアの先輩・藤平(楽天)からマルチ安打も放った。だが、昨年末に左膝半月板を損傷して手術。今春はベンチを外れていた。
離脱中はメジャー選手の取り組みを紹介した本を読み、ひたすら体幹を強化。飛距離も伸びた。「ホームランに対する意識は全くない。つなげるという意識」と言いながら、高校通算20発を超えた。
米沢貴光監督(41)も「彼が戻ってきたことで、打線が形になってきた」と認める主砲。「夢のような場所。もう一回行きたい」という甲子園へ、あと2勝に迫った。