丸亀城西“必勝リレー”で尽誠の連覇阻止 大西&大前 勝利の方程式だ

 「高校野球香川大会・準々決勝、丸亀城西4-3尽誠学園」(20日、レクザムスタジアム)

 香川大会は準々決勝2試合が行われ、丸亀城西が昨年覇者の尽誠学園を下し、2年ぶりの4強入りを決めた。ともに2年生の先発・大西徳哉投手と大前輝明投手の“必勝リレー”で1点差の接戦をものにした。大手前高松は九回サヨナラで四国学院大香川西を破り、2年連続の準決勝進出。丸亀城西は22日の準決勝で丸亀と、大手前高松は三本松と対戦する。

 丸亀城西が“必勝リレー”で尽誠学園の連覇を阻んだ。

 4-3の九回、それまで6安打3失点と奮闘していた先発・大西が2死二塁のピンチを招くと、河本浩二監督(49)は迷いなく継投を決断。右翼からマウンドに上がった大前が最後の打者を三振に打ち取り、2年ぶりの4強入りを決めた。

 右横手から多彩な変化球を操る背番号10の大西が試合を作り、球威がある背番号1の大前が終盤のピンチを抑える。それが今年の丸亀城西の“勝利の方程式”だ。2-1で勝った3回戦・観音寺総合戦も同じ形で逃げ切った。「後ろに大前がいるので安心して投げることができた」と大西。大前も「ピンチを抑えるのが自分の仕事。腕を振って投げられた」と胸を張った。

 「大西の緩い球の後に大前の威力のある球を見ると、相手打者も戸惑うと思う」と河本監督。準決勝の相手は近隣校の丸亀。5月の定期戦では10-0と大勝したが、試合巧者だけに油断はできない。決勝切符をかけた“丸亀対決”。2人は「負けられない」と口をそろえた。

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