オリックスドラ1山岡一発に泣く「悔しい…あそこで一発。力不足かな」
「オリックス1-3ロッテ」(7日、ほっともっとフィールド神戸)
パラデスの打球がスタンドに消えていく。マウンド上のオリックスドラフト1位・山岡泰輔投手(21)=東京ガス=の表情がゆがんだ。
1点リードの七回だった。そこまで三塁を踏ませない好投を続けていたが、先頭の助っ人にスライダーを運ばれた。八回も続投し無失点で切り抜けたが、ホーム7試合目の先発も白星を手にすることはできなかった。
「1-0で勝つ試合だった。途中でこれは年に何回かある点を与えてはいけない試合と思った。悔しいですね。あそこで一発。まだまだだなという感じです。力不足かな」
そう自らを責めたが、8回4安打1失点。自己最多の11三振を奪った投球を誰が責められるだろうか。福良監督は「良かった。いい投球していただけに援護できなかったのがね」と話した。涌井に対して8安打。何度も得点圏に走者を置きながらかえせなかった打線を責めた。
規定投球回数に再び到達し、防御率は2・54でリーグ4位に躍り出た。前半戦を振り返り山岡は「後半は全部勝つつもりでいきたい」と言い切った。