球宴の監督推薦選手が３日、発表され、オリックスからは金子、Ｔ－岡田の投打の主力のほかにドラフト１位の山岡泰輔投手（２１）＝東京ガス＝と２位の黒木優太投手（２２）＝立正大＝が選出された。球団として新人の選出は０６年・平野以来１１年ぶり６・７人目となるが、ドラ１＆２のＷ選出は初。球界でも９９年の巨人・上原と二岡、１３年のヤクルト・石山と小川があるだけという珍しさだ。

　山岡は「まさか選ばれると思ってなかったのですごくうれしい」と驚いた。３勝６敗ながら防御率２・７０。何より１１試合の先発で６回未満で降板したのがわずかに１度という安定感を評価された。

　一方の黒木は２３ホールドポイントでパ単独トップ。セットアッパーとして抜群の成績を残した。「（プロ入り前）１年の中で一番楽しみにしていた試合。自分が出られるのは感慨深いものがあります」と感激の様子だった。

　ともに開幕から１軍で投げてきた。黒木は「山岡の投げる試合は特別なものがあります。勝たせてやりたいという思いが強かった」と振り返れば、山岡も「後ろに黒木さんと平野さんがいる。なんとか六回、七回まで頑張ろうと思って投げてきた」と信頼を口にした。

　後半戦に弾みを付ける意味でもルーキーリレーで夢舞台を飾りたい。