ヤクルト・山田「完璧」4年連続2桁弾 こん身の一振りで連敗止めた

 「ヤクルト4-2巨人」(28日、福島県営あづま球場)

 完璧な当たりだった。ヤクルト・山田が初回、先発・大竹寛の内角高めの106キロカーブにしっかりとためを作り、タイミングを合わせると渾身(こんしん)の一振り。打球は左翼スタンドに吸い込まれた。

 2試合連発となる先制の10号ソロだ。「久しぶりに完璧なホームラン。去年を思い出す。すごく良い状態だった時とそっくり」。不調で悩み続けてきた今季だったが、いきいきとした表情を見せた。

 これまで福島開催では、9打数1安打と結果を残せていなかった。3・11の震災被害で今もなお苦しむ東北のファンに笑顔をもたらす一発となった。

 杉村チーフ打撃コーチは「昨日といい今日といい、山田らしい一発。緩い球を一発で仕留めるのが彼の特徴」とたたえた。

 チームは連敗を3で止め、自身は4年連続となる2桁本塁打。「30発打ったこともあるけど、あんまり勘違いしないでやっていきたい」。堅実に着実に、歩を進めていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス