中日・鈴木、背水の登板で感涙凱旋星 地元浜松初マウンドで4勝目
「中日3-1阪神」(27日、浜松球場)
背水の思いで臨んだ地元凱旋マウンドは、5四球を与えながらも6回1/3を3安打、1失点。中日・鈴木翔太投手(22)が今季4勝目を手に入れた。
必死の継投で勝利が決まった直後、感情があふれだした。「何としても浜松で勝てるようにと思って投げた」。お立ち台で、涙が止めどなく流れ出した。
浜松市出身。背番号18のユニホームを着たファンも目立った。大きな期待を背負いながら腕を振った。
課題の制球に苦しむ場面もあったが粘り強く投げ続けた。七回、5四球目を与えたところで降板。鈴木からバトンを受け継いだ左腕・小川がワンポイントで高山を空振り三振に仕留めた。2死一、二塁から伊藤が2者連続四球で1点を失ったが、満塁で登板した又吉が福留を空振り三振。大ピンチを最少失点でしのぎ、鈴木の“地元星”を手繰り寄せた。