楽天・梨田監督“鬼采配”実らず 安楽、勝利投手権利目前で降板、敗戦投手に
「日本ハム7-3楽天」(23日、札幌ドーム)
“鬼采配”も実らなかった。楽天・梨田監督は勝利投手の権利をつかむまであと1人に迫っていた安楽を迷わず交代。しかし、攻めの継投は実を結ばなかった。
五回2死一、二塁。先制2ランを浴びていた中田を打席に迎えると動いた。「左(投手)の方が率的に分が悪いというデータもあった」と、ドラフト9位の左腕・高梨(JX-ENEOS)を投入。しかし中田を歩かせ、レアードに左翼線を破られ逆転。結果的に裏目となり「勝負に行ったんだけどね…」と唇をかんだ。
今季初勝利の権利を目前にして降板した安楽は、一転して敗戦投手に。「最少失点で五回は投げきらないといけないですね」と口を真一文字に結んだ。4月21日から金曜日は8連敗中。これで2位・ソフトバンクとの差は0・5となった。