巨人 完封負けで5位転落 先制されると20連敗

 「巨人0-1中日」(23日、東京ドーム)

 劣勢をはねのけられない。リーグ戦の再開初戦で、巨人が今季最少タイの4安打で7度目の完封負け。借金8で、5位転落となった。先制された試合は20連敗となり、高橋監督は「チャンスはそう多くなかったので、少ないチャンスで何とか点につなげないといけなかった」と表情を曇らせた。

 右膝を故障した阿部の不在で、23年ぶりにオール右打者で臨んだ一戦。相手先発・バルデスの術中にはまった。1点を追う六回1死一、三塁で4番・マギーが空振り三振に倒れ、2死二、三塁では移籍後初めて5番に入った陽岱鋼が一邪飛。緩急にタイミングを狂わされ、絶好機を逃した。

 この日は読売新聞グループ本社・渡辺代表取締役主筆や老川オーナー、長嶋終身名誉監督らがそろい踏み。厳しい敗戦に渡辺主筆は取り囲む報道陣をかき分けるように車に乗り込み、「(ドアを)閉めろ!閉めてくれ!!」と語気を荒げた。長嶋終身名誉監督は「打てなかったなあ。それだけよ、今日は」と落胆した。

 首位・広島とは12・5差と絶望的な広がりを見せる一方で、最下位のヤクルトには2・5差に迫られた。指揮官は「終わったことは変わらないのでね、明日また勝てるように頑張りたい」と、言葉を絞り出すのがやっとだった。

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