ロッテ、守備の人が4安打「変なことが起こるんとちゃうか」

 「オリックス3-9ロッテ」(23日、ほっともっとフィールド神戸)

 「変なことが起こるんとちゃうか」

 関西弁でこう言いながらも、ロッテ・三木の顔はほころんでいた。守備のオーソリティーが5打数4安打で2打点の活躍だ。

 「ファームで1回あるかな。それも1年目だった」

 一回、1死から一塁線を突破する二塁打で出塁。角中の右前打で先制の本塁を踏んだ。

 五回には1死後、左へはじき返した。七回には1死一、二塁で左へ2点二塁打。さらに九回、1死後に右前打で嵐の10人攻撃の突破口となった。

 「1球で仕留める確率が上がってきたと思う。チャンスで甘い球は何球も来ませんからね」と話すように、打席に集中力を研ぎ澄ませながら入っている。

 伊東監督も「ここのところ勝負強いからね」とほめた。

 2番・遊撃での出場が増えてきた。「打線の上位にいることはどうこう考えない。しっかりとやるだけ」。変なことは起こらない。集中力と普段の努力のたまものだから。

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