大商大が押し出しサヨナラで2回戦へ 先発大西「ずっと足が震えていた」
「全日本大学野球選手権・1回戦、大商大2-1京都学園大」(6日、東京ドーム)
大商大が九回に、滝野要外野手(3年・大垣日大)の押し出し死球でサヨナラ勝ちし、2回戦に進出した。
先発の大西広樹投手(2年・大商大高)は、全国大会初登板で9回1失点で完投。来秋ドラフト候補で最速146キロの右腕、京都学園大の先発・川瀬航作投手(3年・米子松蔭)に投げ勝った。
試合後は「ずっと緊張で足が震えていた。全国大会はすごかった。人も多いし、応援もすごかったので」とほっとした表情を見せた。大西は大商大高を経て大商大に入学。OBの広島・岡田明丈投手と同じ経歴を持つ、最速148キロ右腕が堂々の全国大会デビューを飾った。
富山陽一監督は「選手全員が緊張しているというか、なかなか点が入らなかったけど、大西がよく頑張ってくれた。勝ったことで、またみんなが同じ方向を向いていける。関西勢で最後まで残りたい」。今大会は8強に進出した15年大会以上の成績を目指す。