ロッテ、“天敵”ウルフにまたも無得点 伊東監督「次は攻略しないと」
「西武2-1ロッテ」(30日、メットライフドーム)
試合が終了すると、ロッテ・伊東監督は頭をガリガリとかきながら姿を現した。
「また打てなさすぎだな…。チャンスらしいチャンスがなかった。しょうがないを何回も言ってきたが…」。
またしてもウルフにやられた。16日は6回を4安打に抑えられて無得点だった。この日は7回で放った安打はわずかに「2」だった。手玉に取られて、手も足も出ない。二塁にも進めなかった。
カーブ、シュート、
チェンジアップ、さらにはスライダーと多彩な変化球に加えて、威力のある真っすぐ。おまけにこの日のウルフは制球力も抜群で、無四球だった。
「(ウルフの球は)手元で変化していた。これからも何回も対戦しなくてはならない。どうやって打っていけばいいのか?」と話しながら、さらにこう続けた。「(ウルフは)四球を出さない。ストライクゾーンに来る。対処できないわけではない。次は攻略しないと」。天敵を作るわけにはいかない。指揮官は前をキッと見据えた。